株式会社Eco-Porkの開発ブログ

養豚のデータカンパニーの技術のブログ

業務をする上で大切にしている考え方

Eco-Porkは社内のルールやカルチャーなどの整備を現在すすめているところで、会社の行動指針も策定しています。が、開発チームとしての私が普段業務をするうえで大事にしていることを記事にしてみました。

この記事から、開発現場の雰囲気を感じ取っていただければと思います。この通りに常に行動できているわけではないので、「〇〇しよう」と自分達へのメッセージにしました。偉そうに読めてしまったらすみません。。

これらの考え方は、我々のオリジナルではありません。言語化は自分で行いましたが、スタートアップとしては一般的なものだと思います。色々な書籍や過去に一緒に働いてきた方々からの影響です。


早すぎる最適化はやめて、ユーザにみてもらおう

残念なことですが、オフィスで考えたものはだいたい何か間違っています。私も今まで使われない機能や、プロダクトをたくさんつくってきました。使われないかもしれないものを最適化するより、ユーザーさんに提示してフィードバックを受けましょう。
ただ、解の精度が低いことが原因でユーザーさんに見向きもされないこともあるでしょう。その作り込みのバランスは難しいですが、ほとんどの場合作りすぎです。
50点の解にはすぐに到達できるとして、その解の正確性を10点上げることにどれだけコストがかかって、どれだけ意味があるのかは意識しましょう。解の精度を上げるよりも、その問いが正しいことのほうが大事です。早めにユーザーに問いましょう。Ship it!

 

何が起こっているかを把握しよう

素早くユーザーに提供できたとして、それを評価できなけば意味がありません。あらゆる手段でどういう評価なのかは把握する仕組みを事前に用意しておきましょう(最適化しすぎないように)。計測できないことは評価できずPDCAを回せません。計測できるようにし、計測したらその結果から次のアクションを判断しましょう。


問いにフォーカスをしよう

中の人(社員)は、問いを常に考えましょう。的を得た良い問いがあれば、解は協力会社さんなど外部の人々の力を借りることができます。もちろん中の人も解を考えますが、問いが正しいのかを疑って、正しい方向に改善できるのは中の人だけです。


他人の結論が理解てきないときはだいたい前提の情報が違うから

他人の結論が理解できないときは、持ってる情報が違うことが原因なことが多いです。前提の情報が違うと、同じ結論には到底達することができません。理解できないときは、他人に情報を開示して、他人の情報を傾聴しましょう。ただ、情報に感情も乗るので、その人がなぜその情報に重みがついているのか、自分がなぜその情報を大事にしているのか知ることも大事です。「心理的安全性」を意識して建設的な議論をしましょう。


業務で直面した問題にはすでに解がある

資本主義が高度に発展しているので、業務中に直面するペインはだいたいビジネスになっています。(世の中には、養豚専門のSaaSまであります!競合もいます!)もしビジネスになっていなくても、書籍やブログ記事があります。自分の目の前の問題が、世界で最初に遭遇した問題であることはまずないです。問題の対応は悩んだり考えるより、探しましょう。たくさんの対応策がみつかると思うので、考えるべきことは、その中でどれを選択するかです。


キャチアップし続けよう

たくさんの業務で使えるメソッドやツールが世の中に生まれては消えていますが、現時点で主流になっている人々に揉まれている方法論を探すことは手間のかかる作業です。書籍やソーシャルメディアやFeed readerなどを使って日常的に情報を収集しましょう。エッジにいる人たちがどういう働き方をしていて、どういうメソッドが話題なっているのかを、横目でみておきましょう。明確なアウトプットの予定のないインプットが必要になることは"たまに"あります。自分の生産性が世間より低くなってしまわないような習慣をつけましょう。


以上となりますが、いかがでしょうか?共感するところが少しでもあってくれれば嬉しいです。これは、あくまで2021年7月現在の考えで、最終解とは思っていません。チームメンバーのなかで働き方や生産性を議論して、アップデートしていきたいと思っています。

Eco-Porkでは、議論をしながらよりよい開発チームを目指すエンジニアを募集しています!少しでも興味を持っていただけましたら、カジュアルかたちでもお話できますので、お気軽のお問い合わせください。